ネリマ人の日記

２０１４年に放送された、韓国ドラマ「ミセン～未生～」を見た感想を書いていこうと思います。
この作品には韓国ドラマに特有の、復讐劇も交通事故も記憶喪失も、突然の留学も魂の入れ替わりも異母兄弟も、タルタルに濃厚で過剰なＢＧＭも無いです。
第１話で主役の男とヒロインが「最悪な出会い」をするわけでもないありません。 空港で似たようなカバンを間違えて持っていくこともありません。
恋愛要素は全話中、およそ0.5％ぐらいの隠し味程度（でも逆に印象深い）でした。
そんなわけあるかい！　というツッコミを入れたくなる偶然もないです。
それでいてこれほど面白いとは…
主人公のチャン・グレは囲碁棋士を目指して高校にも行かなかったため（高卒認定は既に受けて合格してはいますが）超学歴社会の韓国では惨めな存在です。
そんな彼がコネを使って、大手の総合商社にインターンとして入るのですが、最初は徹底的に苛められます。
それでも、いい上司や先輩に恵まれて頑張るというストーリーです。
とにかく至福の２０時間を有難うと、スタッフ全員に言いたい、そんなドラマです。
見ていて自分がワン・インターナショナルという総合商社に勤めているような気になりました。
主人公たちがいる営業３課を、同じフロアの別の課で働きながら見ているような感覚とでも言いましょうか。

韓国ケーブルテレビで歴代2位の視聴率というのは伊達ではなかったです。

少し間を置いたら、2週目に突入しそうです。